会長挨拶

下境将寛さん謝意・誠意・創意 ~すべてはこの地域のために~

平成29年度会長 下境将寛

今年で4年目を迎えた安倍政権による官製春闘でしたが、結果を見ると大手企業は4年連続でベアに応じたものの、その引き上げ幅は4年間で最低水準にとどまりました。賃金を上げて消費を刺激し「経済の好循環」につなげていくという安倍政権が当初描いていたシナリオに疑問の声が聞こえ始めている一方、職場環境を見直していく「働き方改革」について労使が協力して検討し始めた昨今の経済情勢の中、企業経営者にとっては、より一層難しいかじ取りを迫られている時代であると感じます。

このように不透明で不確実な経済情勢ではありますが、次代の先導者として、或は地域経済をリードする若き企業経営者として、われわれYEGが今こそ勇気と情熱をもってこの苦難に立ち向かい、その持てる力を発揮すべき時であり、与えられた使命であると考えます。

われわれは、この深谷という地に根ざした企業活動をおこなっている企業経営者です。この深谷がより活力ある地域経済社会へと発展していくことが、すなわちわれわれ企業の発展につながっていくものであります。この深谷を活力ある明るい地域にしてくため、われわれにできることは何かを常に考え、地域社会への貢献を一つのテーマとして1年間活動してまいります。

この活動をする上でわれわれが常に心掛けなければならないことが3つあると考えます。まず一つ目は、自分は周りの人達に活かされているということを自覚し、自らに関わるすべての人達に対し、感謝の気持ちで接することを忘れないということです。二つ目は、何事にも誠実に対応するということです。最近はポピュリズムという言葉が紙上を賑わしておりますが、中味のない単なる大衆迎合は人々に見透かされます。そこに誠意は感じられません。誠意は必ず相手に伝わり、その人と良い関係を築く基礎となります。そして、三つ目は、今までのやり方や方法にとらわれることなく、新たな視点で物事を見つめ直す姿勢をもつということです。柔軟な発想と失敗を恐れない若さを武器に、創意と工夫を重ねることで、イノベーションが生まれるのだと思います。

「謝意」、「誠意」、そして「創意」をもって、この深谷という地域のため1年間身を粉にして活動して参る覚悟でありますので、ご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。